仕事の目的から進め方を考える|就職準備で身につけたい振り返り方
就職準備では、作業の手順を覚えるだけでなく、何のために行うのかを考えることも大切です。目的に合わない点に気づいたら、手順の背景や制約を確かめ、改善案を相談する。この記事では、ファイルを保存する場面を例に、仕事の進め方を見直す考え方を紹介します。
今回は、GPT-6 Astraを使うための「ハーネス」を調整する中で考えたことを書いてみます。ハーネスとは、AIへの指示や、作業中の確認の流れを組み立てる仕組みです。
OpenAIの公式ガイドでは、コードの変更に応じたテストや確認を行い、必要な確認が済んだ後は、新たな変更や失敗、未解決の懸念がある場合に、テストを広げたり繰り返したりするよう勧めています。小さな変更に必要以上に広いテストを重ねないためです。
これはAIのコーディング作業についての助言です。ただ、この考え方から、仕事の手順も目的に照らして考えることが大切だと感じました。決められた手順をこなすこと自体をゴールにせず、その仕事の目的に近づいているかを見ることが大事、ということです。
手順は目的を達成するためにある
たとえば、「この名前で資料を保存し、共有フォルダに置いてください」と頼まれたとします。この仕事で大切なのは、次の担当者が必要な資料を正しく見つけられることです。ファイル名や保存場所は、その目的を果たすための手段です。
指定された名前で保存しても、似た名前の資料が多くて見つけにくいことがあります。そのときは「日付を入れたほうが探しやすいのでは」と気づくかもしれません。手順に疑問を感じたら、目的に照らして何が起きているかを確かめ、背景や制約も知ろうとすることが大切です。

目的に沿って、進め方を見直す
たとえば、まずは指示した人に「このファイル名には、何か理由や共有している決まりがありますか」と聞いてみます。
その理由を知ることで今の作業フローについて理解を深めることができます。もしも決まりを変更できるなら、別の方法を相談することができるかもしれません。目的や制約を確認したうえで改善案を相談すれば、仕事に合った進め方を一緒に考えられます。
作業の途中や振り返りで、「何のために、この作業をするのだろう?」と問い直すことは自分のスキルアップに役立ちます。今回の場合なら、次の担当者が必要なファイルを正しく見つけられるようにすることが一番の目的です。手順通りに作業を行い、目的が達成されているかを確認します。見つかりにくいなどの問題があれば、その結果をもとに原因を考えたり次の対応を相談したりします。
相談の結果、別の方法を試すことになったら、目的を達成できたかを改めて確かめます。目的に合った方法を見つけ、結果を確かめるところまでが仕事の見直しです。
仕事を頼む側も、目的を伝える
「この名前で保存してください。次の担当者が見つけやすくするためです。探しにくい点に気づいたら教えてください」と伝えておけば、作業する人は、何のための手順なのか、どんな気づきを相談してよいのかを理解できます。
指示を受けた人の気づきから、指示する側も説明や仕事の進め方を見直せます。目的や変えられない条件を伝え、現場で気づいたことを共有することで、仕事の方法をよりよくできます。
就職準備・就労移行支援の相談でも、目的を考える
就職に向けた準備でも、今取り組んでいることを何のために行っているのか、考えることは大切です。就職のために色々な準備を行っていると、目の前のことで頭がいっぱいになって、目的を見失うことがあるかもしれません。そんなときは、「手順どおりにできたか」ということだけでなく、「なぜその方法だったのか」「気づいた点をどう相談できるか」を考えてみてください。
就労移行支援を検討している方は、見学や相談の際に、仕事の指示を受けるときに迷いやすいことや、進め方について相談したいことを話してみませんか。自分に合った仕事の進め方を考えるきっかけになります。IFキャリアステーション荒川の見学・相談をご希望の方は、お問い合わせフォームからご連絡ください。

